マイナス20度?カナダ(トロント)の気候&服装

「冬は極寒」というイメージが強いトロント。マイナス20度以下になることもあります。果たしてそんな土地で生き残れるのか…と心配になりますよね。来てしまえばなんとかなるものですが、せっかくのトロントをおもいっきり楽しむためにも、事前に色々チェックしておくと安心。ということで、今回はトロントの気候服装、日本から持参した方がいいものをまとめてみました♪

トロントの平均気温は?

トロントは1月〜2月が一年で1番寒く、マイナス20℃(体感温度マイナス30℃)になることもありますが、日によって気温のアップダウンが激しく、天気予報もあまりあてにならないのが現状です。ただ、冬さえ越してしまえば、あとは比較的過ごしやすいので、ご安心を!

梅雨は日本ほどでもないですが、あえて言うなら5月、9月、11月らへんが雨の日が多い気がします。

まずは、気になるトロントの平均気温はこんな感じです。ついでに降水量も!

最高気温最低気温降水量
1月-1℃-7℃62mm
2月0℃-6℃55mm
3月5℃-2℃54mm
4月12℃4℃68mm
5月18℃10℃82mm
6月24℃15℃71mm
7月27℃18℃64mm
8月26℃17℃81mm
9月21℃13℃85mm
10月14℃7℃64mm
11月8℃2℃84mm
12月2℃-3℃62mm

春:3月〜5月

  • 気候:3月になると、ようやく、寒さがマシになってきます。と言っても、4月や5月でも雪が降る時もあるので、日によってはダウンジャケットが必要になることも。衣替えはまだまだできない感じですね。そして、4月といえば桜の時期。実はトロントでもHigh Park(ハイパーク)という大きな公園で、綺麗なサクラが咲きます。周りもウキウキ気分。5月は雨も多いですが、徐々に日も長くなって来て、夏が待ち遠しい季節です。
    *写真:ハイパークのサクラ

 

  • 服装:トロントの春は、日によって寒い日もあるので、厚手の長袖+スプリングコートくらいがちょうどイイと思います。冬のマフラーや手袋はもういらないですが、薄手のマフラーは役立ちます。足元は、ぺたんこ靴や、スニーカーの人が多いです。たまにヒールの人も見かけます。

 

  • サングラス:日差しもだんだん強くなってきているので、あった方がいい。

夏:6月〜8月

  • 気候:湿気はあまりなくカラッとした気候で過ごしやすいです。たまに湿気が多いと感じることもありますが、ごくまれ。日本のようにジメジメした夏ではないので、夏が嫌いだった人もトロントでは好きになりそう。短い夏をとことん楽しむために、屋外でのイベントが盛んになったり、パティオがオープンしたりと、みんなワクワクです。
    *写真:ジャズフェスティバル

 

  • 服装:Tシャツにパンツ姿の人が多いですが、お店の中や地下鉄など、冷房で冷えているところが多いので、何か上に羽織るカーディガンみたいなやつは必要。足元は、ぺたんこ靴、サンダル、スニーカーが主流。

 

  • サングラス:必須!トロントの紫外線は日本の7倍もあります。目から紫外線が入るので、目を守るためにサングラスが必要。たまに日差しが強すぎて偏頭痛を起こしたりするので、私は日本から持ってきた日傘も活用しています。トロントでは日傘をさしている人はいないので、ちょっと浮いていますが…

秋:9月〜11月

  • 気候:夏も終わり、紅葉シーズン到来!暑くもなく、寒すぎることもなく、天気のいい日は、空気がカラッとしていて、とても気持ちいいです。
    紅葉と言えば、「アルゴンキンパーク」。カナダで最も有名な紅葉スポットです。毎年9月後半〜10月中旬までが見頃。世界各国から美しい紅葉を見にくる人々で賑わいます。
    *写真:アルゴンキンパークちなみに、9月と11月は、比較的雨の日が多い時期でもあるので、折り畳み傘があると便利です。

 

  • 服装:9月〜10月初旬くらいまでは、日本の秋の装いとほぼ一緒で大丈夫です。セーターの上にちょっとした上着+パンツ姿、ワンピースの上に厚手のカーディガン+厚手のタイツ、寒い日はタートルネックの薄手のセーター、といった具合。11月になるともう冬なので、ダウンジャケットや厚手のセーター、手袋、マフラーが必要。足元は、スニーカーやムートンでもOK。ただ、初雪が降る可能性があるので、スノーブーツの準備があると安心です。

 

  • サングラス:屋外で過ごすことが多い日や、運転するときなどは、あった方がいいですね。

冬:12月〜2月

  • 気候:ついに来ました、この季節。寒い時でマイナス20、風がふくと体感温度がマイナス30になることも。トロントの一年で最も寒いのは1月〜2月です。雪がどっさり積もることもしばしば。毎年、11月は中旬〜12月23日まで、恒例のクリスマスマーケットがオープンしています。屋外なので、防寒対策はしっかりと。

 

  • 服装:全身ヒートテックで防寒することをオススメします。その上にタートルネックやセーター、パンツ、厚手の靴下(二重に履く)、ダウンジャケット、少し厚めの手袋、マフラー。ニット帽もあると更にGOODですが、ジャケットのフードをかぶってる人が多いです。やっぱりトロント初のカナダグースは大人気。*関連記事:気になるカナダの物価事情!洋服の値段は?サイズは?マイナス20℃の中、外でバスやストリートカーを待っているときは辛いですが、屋内に入ってしまえば暖かいので、そこまで心配はいらないです。暑がりの人は、Tシャツにダウンジャケットを羽織るだけのスタイルも見かけます。(それほど室内はあったかい)ただ、注意したいのが、トロントの天気は、コロコロ変わるので、週間天気予報はあまり当てにならないことも。日によって気温の変化が激しく、体調を崩しやすいので、要注意。
    靴はヒールではなく、防水・ 滑りにくいあったかい靴(Sorelのスノーブーツがカナダで人気)がオススメ。オフィスワークの人は、ヒールをオフィスに置いておく人が多いです。

 

  • サングラス:たまに眩しい日もありますが、ほぼ必要なし。

あると助かる!日本から持参した方がいいアイテム!

  • マスク
    風邪を引きやすい冬場も、トロントでマスクをしている人はほとんど見かけません。というのも、日本みたいにマスクは店頭に売られていないんですよね。薬局でお店の人に聞いても、サージカルマスクという手術用マスクしか置いていなかったりします。なので、日本からいくつか持参しておくと、いざという時に助かります。

 

  • サングラス
    紫外線が日本の7倍もあるトロント。ほとんどの人がサングラスをつけています。日本から持ってこれなかったとしても、現地で買えば大丈夫です。トロントはサングラスのお店も多いので、きっといいのが見つかるはずです。

 

  • ヒートテック
    トロントで冬を過ごすなら、これは必須アイテム。ユニクロで上下のヒートテック(極暖or超極暖)を何枚か買っておくと便利です。洋服の下にきて重ね着することで、だいぶ防寒できます。

 

  • 折りたたみ傘
    トロントの人は、雨が降っても雪が降っても、フードをかぶるだけで、傘をささないのが主流。ただ、夏はフードがある洋服を着ることはあまりないので、やっぱりあると便利なのが、折りたたみ傘。トロントに売っている折り畳み傘は、色や柄がかわいくないし、大きいし、重いし、高いです。

 

  • タオルハンカチ
    これは人にもよりますが、やっぱりあると便利なのがタオルハンカチ。トロントでタオルハンカチを売ってるところがあまりないので、日常的にハンカチを使う人は日本から持参するのがいいと思います。トロントのMUJI(無印良品)なら売っているかも。

 

  • ホッカイロ
    寒さが厳しい日は、やっぱりホッカイロがあると嬉しい。トロントのローカルスーパーには売っていないのですが、日本の商品を取り扱っているジャパニーズスーパーなどでは見かけたこともあります。でもやっぱり日本で買う方が断然安いので、持参をオススメします。それと、カナダで有名なemapleというネットの掲示板でホッカイロが安く売られていることもあるので、現地で欲しくなったらチェックしてみるといいかもしれないです♪

まとめ

長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。冬は寒さが厳しいトロントですが、準備をしておけば、大丈夫です。カナダでは、日本のように「今年の流行りのファッション」というのはあまりなく、機能性重視。もちろんおしゃれな人もいますが、大体みんなラフで自由な格好をしています。日々の気温差が激しいので、くれぐれも身体に気をつけて、トロントをエンジョイしてくださいね!