「一度はカナダに住んでみたい!」と思ってる方は多いのではないでしょうか?
でも、カナダに移住するとなると、仕事はどうしたらいいの?と単純に疑問が出てきますよね。
そこで、今回のブログでは、私が今まで集めてきた情報や経験をもとに、カナダでの仕事探しについてお伝えしたいと思います。
カナダで働いている日本人のステータス
トロントやバンクーバーなどの都市では、街を歩いていて日本人とすれ違うことも少なくありません。
2017年に外務省が発表した統計によると、カナダに住んでいる日本人の数は約7万人いるようです。
それでは、カナダに移住している日本人は、どのようなステータスで働いているのでしょうか?
これまで出会って来たカナダにいる日本人の情報をもとに、大きく4つにカテゴライズしてみました。
ワーホリ
毎年大人気のワーホリ。
カナダは、毎年6,500人もの日本人にワーホリビザを発給しています。
年齢制限はありますが、比較的ビザを取得しやすく、1年間カナダで働くことができるのが人気の理由です。(最長6ヶ月であれば、通学することも可能)
カナダの大学・カレッジ就学中に働く+卒業後の現地採用
カナダの大学やカレッジに通いながら、アルバイトで働くこともできます。
また卒業後、最長3年間の就労ビザ(Post Graduation Work Permit)を申請することができるので、卒業後も現地での就労経験を積むことができます。
カナダでの就学・就業経験を生かし、最終的にカナダでの永住権を取得する人もいます。
※専門学校のディプロマやサティフィケートプログラムの卒業では、PGWPを申請できません。
日系企業の駐在員
日本国内のメーカーや商社で数年働いたあと、駐在員としてカナダ支社で3年〜5年間ほど働いている人もいます。
駐在員なので、ワークビザの手配などは会社がサポートしてくれます。
ただ、会社から駐在員として選ばれる人はほんの一握りなので、日頃から「駐在員として海外支社で働きたい」と周りにアピールしておくことが大事なようです。
カナダで起業!
私の知り合いでも、カナダで起業した日本人の方も数人いらっしゃいます。
カナダは世界中の優秀な起業家を受け入れようと、「スタートアップビザ」という移民プログラムを設けています。
また、カナダは女性の起業率としてはトップクラスの高さを誇ると言われるほど起業家への門戸が開かれています。
カナダが求めるビジネスプランがあれば、カナダでの起業と移住は夢ではなさそうです!
カナダで仕事を探す方法
駐在員でもなく、カナダで起業する訳でもない場合、具体的にどのようにカナダで仕事を探せばいいのでしょうか?
ここでは、大きく分けて3つの方法をご紹介します。
インターネット
まずは、とにかくネットをフル活用しましょう。
ワーホリの方がよく使っているサイト↓
- emaple (日本人向け)
- kijiji
- craigslist
ワーホリ時代、私もよくemapleにお世話になりました。
他のサイトとの違いは、仕事を応募してからの返事が速いこと!これは助かります。
ただ、日本人向けの求人なので、日本人が多い職場になる可能性も高いです。
他のサイトなどもバランスよく見ながら、ご自身の職場環境の希望に合わせて取捨選択するのが大事かと思います。
私がインターン先を見つけるのに使ったサイト↓
indeedは、ご存知の方も多いと思いますが、カナダでも仕事探しをする上で欠かせないサイトです。
私も、カレッジのプログラムを終えたあと、インターンとして雇ってくれる企業をindeedで見つけました。
現地人がよく使っているので競争率は高いかもしれませんが、仕事の検索もしやすい+レジュメやカバーレターを提出することも簡単なので、効率的に数社にアプライできます。
ローカルカンパニーの求人が多く、カナダ企業で働きたいという方にはオススメです。
レジュメ配り
日本では、「自分の履歴書をお店に配りに行く」ということはなかなかしませんよね。
でも、カナダではよくあります。
予めネットで求人広告を見つけた場所にレジュメを直接渡しに行くこともあれば、街を歩いていて良さそうなところを見つけて突撃するということもあります。
なので就活中は、常にレジュメを持ち歩くことをオススメします。
なんだか、日本の飛び込み営業みたいな感じですが、カナダの人はレジュメを渡しにくる人に対して優しく接してくれるので、大丈夫!
最初は緊張しますが、数をこなすと慣れてきます。どんどん積極的に配りに行きましょう。
コネクション
日本で「コネ」と聞くと、あまりいいイメージがないかもしれませんが、カナダでの「コネクション」は、仕事を見つけるために重要な「人脈」を指します。
知人の紹介であれば、自分で直接会社に応募するよりはるかにスムーズに採用してくれることも多いです。
でも、カナダで人脈作りって、どのようにすればいいのでしょうか?
以下の4つをご紹介します。
①周りにアピール
日頃から「仕事探しをしているので、もし何か情報があれば教えて欲しい」と周りに発信しておくことも大事だと思います。
もしかすると、誰かが何かを紹介してくれるかもしれません。
「コネクションが大事」と認識している文化がカナダにはあるので、躊躇せず周りにアピールしておきましょう!
②インターンシップ
インターンシップは、コネクションを作るのには、最適だと思います。
というのも、自分の興味がある業界でインターンとして働くことができれば、実社会でのビジネスコネクションが作れるからです。
もちろん、インターンとして雇われたからと言って、そのまま正社員や契約社員として雇ってもらえるとは限りません。
ただ、カナダでは「経験」が非常に重視されるので、インターンシップは次に繋がる(レジュメにも書ける)貴重な経験になります。
③ボランティア
ボランティアも、新たな人脈を作るのに最適なツールです。
特に現地の大学生は、学校の卒業条件の中に「ボランティア」が必須となっているところもあり、現地の学生とも交流できる場でもあります。
インターンシップと同じく、ボランティアもカナダでの経験としてレジュメに記載できますので、興味があるボランティアがあれば、一度試しに参加してみるのもいいかもしれません。
トロントのボランティアですが、以下のサイトもご参考までに!
④イベントや勉強会に参加
就活に直結したジョブフェアに参加するのもいいですし、自分の興味のある分野の勉強会や集まりなどに参加してみるのも面白いと思います。
私がイベントや勉強会などを探す時に使ったアプリ↓
- eventbrite :最新のジョブフェアや、自分の興味のある分野のカンファレンス、勉強会などを検索できる。
- meetup :Language&Culture/Tech/Film…などのコミュニティーが豊富。ユーザーも多く、現地でも人気のアプリ。
【ワーホリの方向け】カナダでの仕事探しのポイント・心構え
カナダに来る前から、求人情報収集
時間があれば、カナダにくる前からネットで求人情報をチェックしておくといいと思います。
どんな仕事があるのかな〜程度でもいいですし、早めにレジュメを作っておくのもいいかもしれません。
というのも、「働ける期間」が長ければ長いほど、雇ってくれる会社が多くなるので、早めに準備をしておくことに越したことはないのです。
大抵の場合、働ける期間が6ヶ月未満の場合は、仕事を見つけるのが難しくなる傾向にあります。
どんなところで働きたいのかを軸に探す
自分がどんな環境で働きたいのかを明確にして、その軸に沿って探して行くといいと思います。
たとえば、日本人がいる環境で働きたいのか、それとも日本人がいない環境がいいのか、自分の理想の環境を想像してみてください。
多少、妥協しなければならない点も出てくるかもしれませんが、「これだけは譲れない」という軸を持って就活すると、その後の仕事に対する満足度が高くなると思います。
応募先の会社から返事すらこないこともある
日本では、あまり考えられないかもしれませんが、応募した企業からいつまで経っても連絡がこないことも、日常茶飯事。
応募したことすら忘れた頃に、企業から「ご応募頂き、ありがとうございます!」と電話が突然かかってくることもしばしば。
なので、たとえ返事が返ってこなかったとしても、落ち込まず、常に他の会社にも応募し続けることをオススメします。
1社からの返事を待ってる時間がとっても勿体無いので…。
もし本当に働きたい企業からの連絡が遅い場合は、もう一度アプローチしてみることをオススメします。
【おまけ】カナダ移住(仕事探し)を経験して思うこと
最後に、私がワーホリビザでカナダに移住し、仕事探しを経験して思うことを、この場を借りてお伝えしたいと思います。
ちょっと長くなってしまうかもしれないので、興味がある人だけ読み進めてください笑
よくワーホリは「ホリデー」だという人がいますが、私は全ては自分次第だと思います。
もちろん、お金に余裕があれば毎日がホリデー!かのように遊んで過ごすこともできるので、そういう意味ではホリデーという表現は間違っていません。
それに、そもそもホリデーを楽しむことが目的で来ているのであれば、それはそれで全然いいと思います。
大事なのは、「自分の目的」であって、他人がどう言うかなんて関係ない。
「自分がどうしたいのか」
ただそれだけです。
ワーホリは、遊ぶこともできるし、勉強もできるし、働くこともできるので、「自由ビザ」と呼んでもいいくらい笑
「自由」であるからこそ、自分はカナダでどんな生活を送りたいのか、どんな仕事をしたいのか、そのためにはどうすればいいのかを考え、自身のワーホリ生活を自由自在にアレンジすることができます。
自分の目的に沿ってアレンジする方法はいくらでも転がっています。
最初は、どうしたらいいのかさっぱり分からなくても、インターネットで調べれば、たくさんの情報を一気にゲットすることができます。
ただ、「海外に移住をする」ということは、予想よりもはるかに大変なことです。
毎日のように、想像もしなかったことが起こります。(それが海外生活の醍醐味とも言えますが)
その度に悩み、挫折感を味わい、それでもなんとかなると信じて行動する。
この繰り返しの過程で、徐々に自信がついていきます。
(悩んでる時は、そんなポジティブに考えられないけど。笑)
これからワーホリにチャレンジする方も、これから必ず、何度も何度も壁にぶち当たると思います。
だけど、大丈夫です。
必ず、なんとかなります。
限りある時間、それらも全て楽しんもらいたいなぁと思います。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。伝えたいことが多く、長くなってしまいました…。
カナダでの仕事探しは、日本とやり方が違うことも多く、戸惑うことも多いと思います。
人脈や経験重視の文化でもあるので、短期間で希望の仕事をゲットするのは容易なことではありません。
そうであっても、皆さんのようにこうしてネットで情報を色々収集して、行動に移していれば、必ず光が見えてくると思います。
応援しています。